イベントの前半はトークセッションです。
竹田印刷株式会社の安井 和男さんをゲストとしてお迎えしました。アール・ブリュット(※)の作品をどのように世の中に提供していくか、その過程で作家さんへの報酬を確保することによって経済的自立や社会との接点を築いていくこと、そこから見えてくる、障がいのあるなしにかかわらず、得意や才能を活かしてはたらくということについて、具体的なアート作品のご紹介を中心にお話いただきました。
安井さんのお話の次は、オカムラの企業としてのダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みのご紹介と車イスユーザーであるオカムラの七野 一輝が、障がい当事者としての働く上での気づきについてお話しました。車イスユーザーから見たオフィスはどのように映っているのか。苦手なことや困りごとはどのようなことか。これらは、初めて知ることであったり、普段の自分たちの日常動作とも共通点があったり、と気づきの多い内容でした。さらに、今日からできる工夫や考え方についてもお話しました。
トークセッションの最後は、クロストークです。
スピーカーの3名のお話からの気付きを共有しながら、参加者の方からの投げかけにおこたえいただきました。
それぞれのできること、お互いのよいところを活かしながら、多様なメンバーで共創をしていくためには?
みなさんが、普段から感じていたり、今回のゲストのお話を聴くことによって湧きあがった疑問や想いから対話を広げていきました。
イベントの後半は、参加者のみなさんに車イスで会場内を動き回っていただきました。
オフィスなどの室内空間を自由に移動できるオカムラの製品・「Weltz(ウェルツ)」シリーズと七野が実際に使用している車イスに乗り、オフィス内のポイントを体験いただき、気づきを共有しました。
車イスに乗る、という日常ではあまりない体験をし、共有することで車イスを身近に感じるきっかけになりました。
イベントは、車イスの体験と気づきの共有で終了しましたが、その後も、Cueで卓球体験やオフィス内のアール・ブリュット作品の鑑賞、スピーカーと参加者の対話など、交流が続きました。
「障がい者とはたらく」というテーマの下、対話や体験によって想いや考えを共有した1時間半。体験ワークもあったため、あっという間の時間でした。
「障がいを持つ人が周りにいないから考えたことがなかった」、「車イスに初めて乗って難しさを知った」など、集まり、時間をともにし、語り合ったことにより、さまざまな気づきがありました。
今回の気付きが、多様性を認め合える、活かしあえる社会や日常に向けて、「なにか、いいこと」の一歩につながればと考えています。
REPORT
社会にとって「なにか、いいこと」—ソーシャルグッド、についてCueに集まったみんなで対話を通して考える、Something Good × Cue。自分たちのすぐ近くの小さな社会から、世界につながる大きな社会まで、世の中で起きている「なにか、いいこと」やそのタネをテーマに語り合うことによって、一人ひとりが小さな一歩を踏み出せればと考えています。
今回のテーマは、「障がい者とはたらく」。企業の取り組みや障がいを持つワーカーの声を聴き、体験のワークや対話の時間を通して、障がいを持ってはたらくことや障がい者とともにはたらくことへの理解を深めました。
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REPORT
オフィスリニューアルや移転など、働く場にかかわる方のリアルなお話をうかがったり、オカムラのエキスパートを講師として、ワークプレイスやオフィスづくりなどのテーマについてリアルにお話させていただく、CUE ACADEMY。
今回は、株式会社NTTドコモ東海支社の企画総務部のリモートワークの実践やオフィス改装について、ご担当の須田 隆宏さんからお話をうかがいました。
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REPORT
「Cue Dream Project」は、多様な方たちがドリームオーナーさんの“夢”を通してつながり、共に想いを実現させていくプロジェクトです。
ドリームオーナーさんの“夢”をふくらませ、アイデアを広げるフューチャーセッション。2月26日にDream #4 「世界で一番子どもが将来に夢を持ち、挑戦できる日本を創りたい!」のアイデア出しセッションを開催しました。夢があふれる熱いセッションの様子をご紹介します。
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「これからのはたらく」を知りたい方、考えたい方、つくりたい方、相談したい方、見学したい方、仲間が欲しい方・・・
もし少しでも「ピン」ときたら、お気軽にCueにおたずねください。