本日のファシリテーターは、愛知プロボノ・イニシアティブの事務局メンバー・塚本さん。
Cue Dream Projectの“夢”への想いをお伝えして、セッションをスタート。
最初に全員でチェックイン。1分間の静寂を共有したあとに、自分の好きな空間とその理由、さらにいまの気持ちを一人ずつ話ました。ベランダ、お風呂、グラウンド、畳の上など、そこにいることで、リラックスできたり、前向きな気持ちになれたりする、好きな空間を共有しました。一方で、空間をこえてオンラインでつながることが日常的になっている最近。オンラインでつながったときにどんな工夫ができるのか、今日のテーマです。
チェックインの後は、和田さんからのドリームの紹介です。
和田さんは、「みんなのしごとかいわ」というコミュニティを運営されています。このコミュニティは、Cueの「はたらく×Cue – 共創で動かそう、組織とひと。」というプロジェクトがきっかけとなったコミュニティ。「会話」を向上させていくには、何ができるか、をテーマとして、週に1回オンラインで集まってミーティングをされてるそう。愛知県近辺のメンバーだけでなく、東京や糸島から参加する方、会社員、大学生、新卒社員など多様なメンバーで、楽しく感覚感性を優先に会話をしています。
今回のドリームは、このコミュニティから生まれたそうです。オンラインの会話に対して課題がある、と感じる人が多くいるコロナ禍の状況。「みんなのしごとかいわ」のオンラインミーティングを続ける中で、会話が盛り上がる瞬間がいろいろあったそう。VR空間をみんなで歩いたり、共通のキャンプファイヤーの炎の動画をみながら話をしたり、ホワイトボード機能に同時書き込みをしながら話をしたり…
ここから、和田さんが導いたことは、共通体験が人のつながりを強くしたり、会話を弾ませたりする、ということです。これをさらに具体化して、アイスブレイクで多くの人が活用できるようにブラッシュアップしたい、これが和田さんのドリームです。
今回のセッションでは、オンラインアイスブレイクのアイデア出しをしたい、と和田さん。アイデア出しの前に、これまで和田さんのコミュニティで盛り上がった会話の方法を参加者のみなさんと体験してみることに。
1つ目は、「ブラ歩き」。参加者のお気に入りの場所をGoogleマップで共有しながら、みんなで会話します。今回の「行き先」は、福岡からの参加者のお気に入りの熊本の阿蘇のキャンプ場です。道の駅や山並みの様子を地図や航空写真を見ながら、話をしました。
この後、オンラインの脱出ゲームに役割分担してみんなで挑戦する体験もしました。
参加者全員で盛り上がったところで、アイデア出しに入ります。
「オンライン会議ツールZoomでの会議や打ち合わせでできるアイスブレイクのアイデア」、をブレインストーミングします。
条件は、既存のプラットフォーム(Zoom)の制約の中で考える、ただし簡単にプラスできるものは、プラスしてもOK。2つのグループにわかれて、アイデアを出し合った後に、全体で共有しました。
「チーム戦で参加者の共通点さがし」、「自己紹介のときにちょっと答えるのに困る質問を追加する」、などすぐにでもできそうで盛り上がりそうなアイデアがいろいろと出ました。
さらにグループメンバーをシャッフルして、もう1ラウンド。「ルーレットであたったキーワードで話をする」、「嘘の自己紹介をする人を決めて、その1人がだれかを当てるようにすると、みんな真剣に自己紹介を聞くのでは?」とさらにアイデアはふくらみます。
こんなことできたら盛り上がりそう、と楽しみながらのアイデア出しはあっという間に時間が過ぎてしまいました。
「距離が離れていても、近くにいるように感じることができた。」「自分でアイスブレイクを考えたときは教科書通りのアイデアしか出なかったけれど、今日の2回のブレインストーミングでやりたいものがでてきた。」参加者の感想からもわかるように、まさに共通体験を通してつながり、会話がはずみ、アイデアが湧き出たセッションになりました。
ドリームオーナーの和田さんからは、「自分ひとりだけで考えていても、アイデアは出てこない。人とのゆるいつながりや対話からアイデアが生まれたり、本業に活きる経験ができたりしている。」「今回1回限りのセッションではなくて、コミュニティの中でこのプロジェクトを続けていきたい。」と今日のセッションの手ごたえと今後をお話いただきました。
いま、多くの人がオンラインでのコミュニケーションを経験し、もっと盛り上がりたい、もっとスムーズにコミュニケーションが取れたら、と感じることも多くなっています。空間をこえてつながれる、その場を最大限に活かすための「アイスブレイク」をつくりたい。和田さんのドリームが実現し、たくさんのオンラインの会話での笑顔を生み出す日が楽しみです。
心のなかにくすぶっていたり、企業・組織や地域で考えたいけれどなかなか踏み出せなかったり、
そんなみなさんの夢を聞かせてください!Cueを中心とした多様な方たちが、ドリームオーナーさんの“夢”を通してつながり、
共に想いを実現させていくプロジェクトが「Cue Dream Project」です。
立場や肩書き、所属が異なる多様な方と、“夢”をもっと大きくふくらませたり、実現に近づけるアイデアを出したり、
プロトタイプを考える場を、「Cue Dream Project」はつくっていきます。
共通体験が ひとをつなげ かいわをはずませる
REPORT
今回は、金城学院大学の2年生16人が授業「ソーシャルウーマンプロジェクト B」の一環でCueにやってきました!
「ソーシャルウーマンプロジェクト B」では、「共創」をテーマに、身近な困りごとや社会課題に対する解決方法の生み出し方について、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワークをまじえながら学び、現代社会におけるさまざまな課題を自分ごととしてとらえ、発想力豊かにその解決方法を仲間と一緒に考えていくプロジェクト学習です。そのうちの3回にわたりCueと実施します。今回はフィールドワークの初回です。
当日の様子をインターンシップ生の髙橋あひろがレポートします。
詳細を読む
REPORT
現在金城学院大学さんのソーシャルウーマンプロジェクトBという講義にCueが一部かかわっています。金城学院大学 人間科学部コミュニティ福祉学科の講義である、ソーシャルウーマンプロジェクトB。受講者の皆さんに共創という概念を理解・実感していただくための第一歩として今回、 MENNOLU LABO ・Cueの見学、また感じたことの共有を実施しました。
インターンシップ生の秀徳颯斗がレポートします。
※ソーシャルウーマンプロジェクトBとは
「共創」をテーマに、身近な困りごとや社会課題に対する解決方法の生み出し方について、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワークを交えながら学びます。現代社会におけるさまざまな課題を自分ごととしてとらえ、発想力豊かにその解決方法を仲間と一緒に考えていくプロジェクト型学習です。
詳細を読む
REPORT
名古屋市立大学佐藤研究室の学生方と株式会社カムロの方が、改装されて新しくなったCue・MENNOLU LABOにやってきました!
はじめまして!私は、名古屋市立大学芸術工学研究科修士1年の高橋あひろです。
学部時代も名古屋市立大学に所属していて建築都市デザインを学んでいました。卒業論文では、Cueで実際に行ったワークショップを研究対象とし、ワークショップにおいて参加者の身体的自由度や用いる什器が議論の盛り上がりにどのように影響しているか、について執筆しました。大学院でも同じテーマを引き続き研究しています。
詳細を読む
「これからのはたらく」を知りたい方、考えたい方、つくりたい方、相談したい方、見学したい方、仲間が欲しい方・・・
もし少しでも「ピン」ときたら、お気軽にCueにおたずねください。