REPORT

共創で動かそう、組織とひと。2019
<“アイデア”セッション>

はたらく×Cue

6月にキックオフした「はたらく×Cue - 共創で動かそう、組織とひと。2019」。前回は“リソース可視化”セッションとして、参加者どうしが想いや自分自身の可能性を共有し、そこから8つのアイデアが誕生しました。

第2回目の今回は“アイデア”セッション。この日に行なったのは、6月に生まれた8つのアイデアを改めて考えながら、具体的にかたちにしていくためのチームづくりと実行計画です。

【ステップ1】 前回の振り返り

今回もファシリテーターはフューチャーセッションズの上井さん 笑いも交え、和やかな雰囲気

初回のセッションで親交を深めた参加者のみなさん。序盤から和やかな空気が流れていました。まずは、前回の振り返りとこのプロジェクトの目的を共有しました。そして、改めて簡単な自己紹介でセッションはスタート。一人ひとりの顔が見えるよう、大きな輪になり「名前、所属、本日の期待を一言」を発表します。

「実際にアイデアをかたちにできるようにがんばります!」「普段なかなかこういう機会はないので、やる気満々できました!」など、参加者一人ひとりの自己紹介には、3時間にわたるセッションへの意気込みが込められていました。

 

【ステップ2】 チームづくり

「対話の可視化」をテーマにしたチーム 大学教授、大学生が加わり学問的な話題も飛び交う

今回のセッションの最大の目的は、アイデアをかたちにするチームをつくり、実行計画を立てることです。前回のセッションで生まれた8つのアイデアの中から、それぞれ自分が関わってみたいことを選んだ結果、6つのチームが結成されました。テーブルに分かれて、アイデアの共有をします。

 

アイデアの共有のやり方はチームごとにそれぞれ 参加者のリソースをうまく活用し、さまざまな角度からかたちにしていく

ひとつのテーマでも、持っているリソースが違えば、見えてくる課題や可能性も異なります。思いついたキーワードを付箋に書き出したり、普段から研究している資料を共有したり、対話を繰り返して着々とプロトタイプの土台を築き上げていきます。

 

【ステップ3】プロトタイプ企画

アイデアを共有し、さまざまな角度からふくらませたら、続いてプロトタイプの企画へと進みます。「対話の可視化」「都市と田舎をつなぐボーダレスなまちづくりコミュニティ」「我慢しない働き方とサボり方」などのアイデアを企画に落とし込むとどうなるのか。実行の舞台や期間なども含め、ここからはより具体性を持った話し合いを進めていきます。

 

プロトタイプの企画が一通り完成したところで、各チーム1名がテーブルに残り、他のメンバーは他のチームのプロトタイプを見にいきます。テーブルに残った1名が自分たちの企画を紹介し、他チームのメンバーからフィードバックをもらいます。プロトタイプの実現性や妥当性、新たな視点からのアイデアなどチームの外からの目で見て、意見や感想を交換します。客観的な立場だからこそ見えてくる課題も。参加者は積極的に対話をして、ブラッシュアップをしていきました。

 

【ステップ4】 アクション検討

最後は、8月・9月に向けてプロトタイプの実行計画を決めます。2ヶ月という決められた期間のなかで、どう成果をあげるのか。実行する場所や詳細な日程、対象者や検証したいことを1枚のシートにまとめました。

 

最後はチームごとの実行計画を全体の前で共有。都市と田舎をマルシェでつなぐ「ボーダレスマルシェ」、1つのオフィスビルの入居者で行う「防災大運動会」、普段は交わらない要素を掛け合わせ化学反応を起こす「ビジネスパーソン×盆踊り=クリエイティブ!」など、6つのプロトタイプが誕生しました!

次回のセッションは10月。それまでにチームごとにミーティングや準備を重ね、プロトタイプを実行します。年齢も肩書きも異なる、あらゆるリソースを秘めた参加者たちが共創すると、どんなおもしろい未来が見えてくるのでしょうか。Cueにとって熱い夏となりそうです!

 

■Writer: 杉田映理子(さかだちブックス)

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