参加者は受付を済ませると、まずはワークシートに貼るための写真をインスタントカメラで撮影します。ほとんどの参加者が初対面でしたが、スタッフにカメラを向けられるとおどけたポーズを取ったり、お互いの写真を見せ合ったり、明るく和やかな雰囲気。名刺交換や、ワークシートに自己紹介を記入しながらワークショップのスタートを待ちます。
「今回は肩書きや所属ではなく、個人として生き方を考える機会になればと思います。良し悪しではなく、多様な生き方を“昆虫採集”のような感覚で集めて、自分の考え方に反映していただければ嬉しいです。」と主催メンバーの山本剛毅さん。働き方改革や女性活躍、パラレルキャリア、コワーキング、ダイバーシティなど、社会が変化していく中で多様化する「働く」「学ぶ」「暮らす」に触れることで、自らのライフスタイルや働き方を見つめ直しアップデートすることがこのワークショップの目的です。
3〜4人ずつ、8つのテーブルに分かれると、まずは「影響を受けた映画・本」を一言紹介し合うアイスブレイク。
場が和んだところで、自己紹介シートを一人ひとりが作成。現在の自分自身の生き方に向き合います。「働く」「学ぶ」「暮らす」に対するこだわりと、自分にとってのそれぞれが占める割合、さらにそれらを総合した「生き方」のこだわりを整理する時間です。「生き方」というとすごくスケールが大きいように思われますが、「働く」「学ぶ」「暮らす」、それぞれの理想のかたちを想像することで、おのずと湧いてくるものです。
自己紹介シートを記入したら、テーブル内で順番にシェアします。気になったところは質問し合い、自分自身の生き方と比較しながら、さまざまな生き方を“採集”。異なる価値観から生まれた、参加者それぞれの生き方を、互いのワクワクする生き方を考えるための材料にしていきます。年齢や所属、ライフスタイルの違いが、参加者同士の刺激にもつながります。
できるだけ多種多様な生き方を集めるため、ワールドカフェの手法を用いて、テーブルのメンバーを入れ替えて再び自己紹介シートを共有。1度目の移動は機械的に番号順で、2度目以降はそれぞれが話したい人と一緒にテーブルを囲みました。このラウンドを繰り返すごとに、場の空気はどんどんと高まり、休憩時間に入ってからもトークが続くグループも。
3度目のメンバーチェンジでは、自己紹介の代わりに、それぞれがここまでで話を聴いた中で、胸に響いた生き方をしている人を「他己紹介」することからラウンドをスタートしました。それぞれ目のつけ所が異なり、他者が紹介することで説得力も増します。
最後はここまでのテーブルワークで集めた多様な生き方から見えてきた価値観や可能性を踏まえ、改めて自分の「働く」「学ぶ」「暮らす」を考え直します。ここまでの活発な対話の時間とは対照的に、参加者たちは黙々とワークシートにペンを走らせます。そして、新しい生き方とそれを実現するための明日からの具体的なアクションを「未来シート」に書き出し、テーブル内で宣言。ワクワクする生き方への第一歩を踏み出しました。
互いの生き方を語り合った参加者は、この日が初対面とは思えないほど距離が縮まり、終了後も会場の温度が下がることはありませんでした。
さまざまなワクワクする生き方が描かれた、およそ3時間にわたるワークショップは未来への期待が高まる余韻を残し、幕を閉じました。
はたらく×Cueは、共創を担う多様なプレイヤーがCueに集まり、 組織の壁をこえて、「『はたらく』の未来」に関するセッションを実際に企画・実施していくプロジェクトです。
REPORT
今回は、金城学院大学の2年生16人が授業「ソーシャルウーマンプロジェクト B」の一環でCueにやってきました!
「ソーシャルウーマンプロジェクト B」では、「共創」をテーマに、身近な困りごとや社会課題に対する解決方法の生み出し方について、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワークをまじえながら学び、現代社会におけるさまざまな課題を自分ごととしてとらえ、発想力豊かにその解決方法を仲間と一緒に考えていくプロジェクト学習です。そのうちの3回にわたりCueと実施します。今回はフィールドワークの初回です。
当日の様子をインターンシップ生の髙橋あひろがレポートします。
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REPORT
現在金城学院大学さんのソーシャルウーマンプロジェクトBという講義にCueが一部かかわっています。金城学院大学 人間科学部コミュニティ福祉学科の講義である、ソーシャルウーマンプロジェクトB。受講者の皆さんに共創という概念を理解・実感していただくための第一歩として今回、 MENNOLU LABO ・Cueの見学、また感じたことの共有を実施しました。
インターンシップ生の秀徳颯斗がレポートします。
※ソーシャルウーマンプロジェクトBとは
「共創」をテーマに、身近な困りごとや社会課題に対する解決方法の生み出し方について、グループワーク、プレゼンテーション、フィールドワークを交えながら学びます。現代社会におけるさまざまな課題を自分ごととしてとらえ、発想力豊かにその解決方法を仲間と一緒に考えていくプロジェクト型学習です。
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REPORT
名古屋市立大学佐藤研究室の学生方と株式会社カムロの方が、改装されて新しくなったCue・MENNOLU LABOにやってきました!
はじめまして!私は、名古屋市立大学芸術工学研究科修士1年の高橋あひろです。
学部時代も名古屋市立大学に所属していて建築都市デザインを学んでいました。卒業論文では、Cueで実際に行ったワークショップを研究対象とし、ワークショップにおいて参加者の身体的自由度や用いる什器が議論の盛り上がりにどのように影響しているか、について執筆しました。大学院でも同じテーマを引き続き研究しています。
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「これからのはたらく」を知りたい方、考えたい方、つくりたい方、相談したい方、見学したい方、仲間が欲しい方・・・
もし少しでも「ピン」ときたら、お気軽にCueにおたずねください。