企業、行政などさまざまな立場の人たちとともに、イノベーションを生み出す場づくりをしているフューチャーセッションズと、名古屋から「共創」を実践・発信しているCueのコラボレーションプロジェクトのキックオフでした。
この日は、企業、行政などの枠をこえて「共創」に関心のある方々が約30名集まりました。
このプロジェクトは、中部エリアの共創をリードするプレイヤーが集い、秋頃に中部の共創活動を推進する「共創セッション」を企画・開催するプロジェクトです。
Cueの取り組み紹介の後、参加された30名の自己紹介が行われました。
自己紹介の中の「普段、共創に関わる割合は何パーセント?」といった問いに対して、さまざまな立ち位置がある一方、「100%」と応える方が多く、まさに中部エリアの共創を担うプレイヤーが集まった会になりました。
Cueの共創事例の紹介をインスピレーションとして、参加者同士で「今日集まったメンバーと、どんなテーマの共創セッションをしたら『ワクワク』する?」という問いのもと、ワールドカフェでの対話を行いました。
すでに実践経験を持つ方々がお互いの活動紹介や、これから取り組んでいきたいことについて語り合うことで、新たなアイデアの発想が広がっていきます。
ワールドカフェの対話の後、「今日集まったメンバーと、どんなテーマの共創セッションを開催したい?」という問いに対して1人ずつ内省の時間をとり、A4用紙に取り組んでみたいテーマを描きしました。
このA4用紙に描かれた想いを参加者同士で見せ合いながらチームを形成していきます。
<チームづくりの基準>
・同じ想いを持っている人
・かけ合わせると化学反応が起きそうな人
・ついていきたいと思った人
チームができたその次は、実際に取り組んでみたい共創セッションの企画を考えました。
■クイックプロトタイプ ―共創セッション企画づくり―
1. 開催したい共創セッションの「テーマ」は?
2. 誰を「参加者」として招きたい?
3. 共創セッションの「問いかけ」は?
4. 共創セッションを通して「実現したい未来」は?
この日は、全部で7チームが組まれ、共創セッション企画が生み出されました。
■招きたい参加者
多様な地域の人(職業なども多様な老若男女)
■共創セッションの問いかけ
「20年後のこの街は、どういう姿であったらよいだろうか?」
「大好きな街を後世につなげるには、どうしたらよいか?」
「あなたは今の街に満足していますか?」
■実現したい未来像
街の課題を持っている人や、課題を解決できる能力を持った自治組織以外の人も自由に集い、繋がれる地域コミュニティを実現したい。
■招きたい参加者
子供・親・高齢者・外国人(地域、自治体、Jクラブ)
■共創セッションの問いかけ
「スポーツで繋がる地域 〜パス回ししようぜ!!〜」
■実現したい未来像
最終的には、スポーツによってできた繋がりを軸に地域活性化をめざす。
■招きたい参加者
幅広いジャンルの自燃人
■共創セッションの問いかけ
「自燃人の実現したいことで、世界を変えよう!」
■招きたい参加者
幅広いジャンルの可燃人予備軍(本来、乾かしたら燃えるけど、少し湿ってしまい燃えにくくなっている人)
■共創セッションの問いかけ
「毎日が楽しくなるにはどうしたらよいか?」
「将来の不安をなくし、悩みを解決するにはどうしたらよいか?」
■実現したい未来像
何か実現したいことへの想いを持ち、挑戦し続けている「メラメラと燃える人」が溢れている社会をつくりたい。
(※):「自燃人」=自分でテーマを立ち上げて行動を起こせる人
「可燃人」=自分では燃えないけど、自然人と一緒になると力を発揮し行動を起こす人
■招きたい参加者
多様な人財(今日集まった中部の30人)
■共創セッションの問いかけ
「あなたのリアルなしくじり物語は?」
■実現したい未来像
しくじりからイノベーションが生まれる社会をつくりたい。
(※)「しくじりハウス」=多様なしくじりをした人たちが集う場。自分たちのしくじり方を話し、その失敗を共有し、ワクワクしながら参加者同士の人生の糧にしていく場。
■招きたい参加者
名古屋と伊勢エリアにかかわる人たち(暮らしている地域の人、行政、企業、児童・生徒・学生)
■共創セッションの問いかけ
「未来に対してワクワクする人が育つまちをつくるためには?」
■実現したい未来像
「どんな人になりたい?」という問いかけに対して、「◯◯◯でありたい」とこたえられるような世の中になり、多様な『イケてる』人が増えることでまちがレベルアップする未来をめざしたい。
■招きたい参加者
外国人、大人、子供、個人、フリーター、女子高生
■共創セッションの問いかけ
「誰もが想像もつかない茶会とは?」
「ワクワクするようなお茶法とは?」
■実現したい未来像
新しい斬新なお茶会を起点に、新しいコミュニティができる。またお茶会自体が広告ツールとしての価値が生まれている状態をつくりたい。
■招きたい参加者
会社と家庭で『もやもや』が解消できない人
■共創セッションの問いかけ
「地域の◯◯サードプレイス」とはどんな場所?」
■実現したい未来像
このサードプレイスができた地域が日本で幸せ度No. 1になる!!
最後にそれぞれのチームで取り組みたい共創セッション企画を全体で共有しました。
中部エリアの共創活動の実践者が集っただけあり、それぞれすぐにでも開催できそうな企画内容でした。
次回8月3日のセッションでは、これらの企画をもとにしながら、より具体的な共創セッションの姿を検討していきます。
この活動の特徴は、イベントに参加する人々が「参加者」で終わらず、集まった皆さん同士が、組織の壁をこえながら共創し合い、場をつくる「企画者」になる点です。
秋頃には、ここから生まれたいくつもの共創セッションが中部エリアで開催され、共創文化を推進する活動になることを期待して、ワクワクしています!
REPORT
5月22日に、「アフターコロナ/ウイズコロナの時代の「働く環境」とは?~「WORK MILL with Forbes JAPAN」現編集長×初代編集長トークセッション」をオンライン開催しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大をうけて、緊急事態宣言が全国に拡大して出されたのが4月16日でした。今回のトークセッションは、39県の緊急事態宣言解除に続き、大阪・京都・兵庫の3府県の宣言解除された翌日、東京・神奈川・埼玉・千葉・北海道の5都道県での緊急事態宣言は継続された状況での開催でした。このような、それまでの日常とはまったく違う毎日を過ごす中、緊急事態宣言に終わりは見えたものの、これからの働く環境はどうなっていくのか、そんな疑問にヒントや気づきを投げかけ、みなさんと考えていけるようなトークセッションになれば、と考えました。
「はたらく」を考えるビジネス誌「WORK MILL with Forbes JAPAN」の現編集長と初代編集長によるトークセッション。実は、2人が一緒に話をすることは機会としてはこれまで多くはありませんでした。楽しみながら話をしたい、と冒頭に2人からのコメント。さまざまな地域、組織そして人を訪ね、多様な「はたらく」を取材・発信をしてきた2人が、アフターコロナ/ウイズコロナの「働く環境」のキーワードを語りました。
詳細を読む
REPORT
2020年3月31日に「ナゴヤ100人カイギvol.6.5」をオンライン開催しました。Cueが開催した、初のオンラインイベントを運営者目線でレポートします!
詳細を読む
REPORT
今年の6月にキックオフしたプロジェクト「はたらく×Cue - 共創で動かそう、組織とひと。2019」が、プロトタイプの成果を発表・共有するセッションを迎えました。
「はたらく×Cue - 共創で動かそう、組織とひと。2019」は、多様な方たちにCueに集っていただき、それぞれが挑戦したい課題と各自の強みやリソースをもとに、組織や所属をこえてチームを結成し、プロトタイプという「何か」を実際に生み出してみる、そんな共創を実践し一緒に体感したい、という想いで企画されました。
これまでの<“リソース可視化”セッション>と<“アイデア” セッション>、その後にチームごとに実施されたプロトタイプを踏まえ、6つのプロジェクトの成果をチームごとに発表したこの日のセッション。互いの学びを共有し、意見交換をしながら、これからの展開についても考えを深めました。レポートの後編は、4チーム目の成果発表からスタートです。
詳細を読む
「これからのはたらく」を知りたい方、考えたい方、つくりたい方、相談したい方、見学したい方、仲間が欲しい方・・・
もし少しでも「ピン」ときたら、お気軽にCueにおたずねください。